離乳食の進行は月齢通りじゃなくても大丈夫
離乳食について、あらゆる本、レシピ本があります。
調理方法など基本的な技術・スキルについては参考になりますが
いざ、進め方 となると「悩みの種になる」ことが多い!

うちの子は、おかゆを嫌がるんです・・・。月齢通りすすめてるのになぜ?

本の通りにしているけど、大人と同じような食事を欲しがるし、自分で食べたがって困っています。

たしかに離乳食本を見ていると、月齢どおりから外れてはいけないという気持ちになりますよね・・・!
でも実は問題ありません。
厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドには、
「以下に示す事項は、あくまでも目安であり子供の意欲や成長・発達の状況に応じて調節する」
と離乳の進め方の目安の表の上に書いてあるんです。
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
他にも、授乳・離乳の支援ガイドの実践の手引きによれば
「離乳は、乳幼児の発育および発達の状況に応じて食品の量や種類および形態を調整しならが進めていき、その過程で、乳幼児は摂食機能を獲得する。」

離乳食の目的は食べられるようになること。何もきっちり月齢通りに進む必要はないのです。
「食生活においては、食事時間を規則的に指定生活リズムを整え、乳幼児の食べる意欲を育み、食べる楽しさを体験させていくことを目指す。」
「乳幼児にとって離乳食は、いろいろな食品の味や舌触りを楽しむ、手づかみにより自分で食べることを楽しむといったことだけでなく、家族などが食卓を囲み、一緒に食べることにも意味がある。一緒に食べる楽しさを感じ、人とのコミュニケーションや思いやりの心を育むといった食育の観点も含めて、離乳を進めていくことが重要である。」

ぎく!離乳食を食べさせるのに必死で、一緒に食べることを忘れていたわ・・・!

ですから、離乳食がうまくいかない・・・と思った場合は、月齢通り進まなくて大丈夫。ガイド本の「月齢」をペンやマーカーで消してしまいましょう!

それはいいね! でも・・・そしたら何を参考にしたらいいの??
離乳食の進行は、ゲームのようにすすめよう
離乳初期→離乳中期→離乳後期→離乳完了期
チェック項目をだいたいクリアしたら、次へ進んで様子をみます。

食品ごとに進行度は分かれてもOK。
まだ食べない、早いと判断したら、全段階へ戻る と進めていきます。
離乳食のはじめ時
- 首のすわりがしっかりして寝返りができる
- 5秒以上座れる
- スプーンなどを口に入れても下で押し出すことが少なくなる
- 食べ物に興味を示す
- 一般的には5カ月ごろから
離乳開始前の乳幼児にとって、最適な栄養源は乳汁(母乳やミルク)。
哺乳反射が薄れる5カ月ごろから、上記項目に当てはまっていれば開始します。
実は、これらの準備が整っているにも関わらず、離乳食開始が遅くなることは望ましくありません。
早産児・低出生体重児の場合の離乳については、修正月齢を目安にします。
修正月齢は、出産予定日から数える月齢です。
離乳食の開始時期とアレルギー予防の関係
過去には、アレルギーになりやすい食品(卵など)の摂取の開始を遅らせることでアレルギーの発症予防になると考えられた時期もありました。
今は、遅らせることによって食物アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はないことが研究で報告されています。
乳幼児の発達や栄養学的な観点から、離乳の開始は生後5~6か月ごろからが妥当でしょう。
離乳初期
おかゆ、野菜類、たんぱく源等 やわらかいものから順番にチャレンジ!
1日1回食
- ゆるめなペースト状から徐々に水分量をへらす
- 飲み込めるようになる
- 主な食材を口にできる
- 量は食べなれなくても良い
離乳中期
形のある食べ物を押しつぶして食べることができるようになる時期。
1日2回食
- 舌でつぶせる固さ(豆腐くらい)の食材が食べられる
- 食材表を用いて、食べられる食材を増える
- 徐々に手づかみ食べへの移行をすすめる(BLW)
- 食べる量は目安として、残しても良い
離乳後期
少々固いものも歯ぐきでつぶして食べることができるようになる時期。
1日3回食+母乳やミルクがなければ間食1~2回
- 歯ぐきでつぶせるくらいの固さの食材が食べられる
- 大人や上の子のメニューのとりわけが食べられる
- 薄味にする
離乳完了期
歯ぐきで噛んだりつぶしたりでき、自分で食べる動きが活発になる。
一般的に手づかみ食べが推奨される。
1日3回食+母乳やミルクがなければ間食1~2回
子供にあわせてステップアップしよう
離乳食を食べないのであれば
離乳食の進行を戻る、あるいは進むことで様子をみて調整すればいいのです。
ステップアップの基準として、上記の目安を参考にしてみてください。

「教科書どおりじゃなくていい、子供にあわせてステップアップが正解」 と認識しましょう!
管理栄養士まどのん の 栄養相談室